このコラムは無料メールマガジン「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64(2002年8/15〜2004年11/18)に音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
インプレスAVウォッチのアクセスランキングを見ると、ユーザー層には方よりがあるとはいえ、どのようなAV製品に興味を持たれているのかが少し解るのですが、「AV Watchアクセスランキング【11月11日〜17日】(2002年11月掲載時)」では、ソニーのコクーンや各社HDDレコーダー上位を占めていました。
▼インプレスAVウォッチ AV Watchアクセスランキング
(このページは、随時更新されますので、
ご覧になる時のランキング結果になります)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/best/
コクーンの場合は、バイオとの連動TV−CMなど他のメディアの影響も大きい可能性がありますし、HDDレコーダは、時期的に各社新製品ニュースが重なるなどの影響がありますので、これが一般の興味の対象かというと疑問ですが...AV家電メーカーが数年力を入れてきたホームAVサーバーやHDレコーダーが、DVDに続いて立ち上がるのかと予感させるようなアクセスのされ方のように見えます。
JEITA(社)電子情報技術産業協会の2002年9月の統計を見ても、映像関連、特に、プラズマディスプレイや液晶ディスプレイ、DVDなどの民生用の映像機器が好調であることがわかります。
▼JEITA(社)電子情報技術産業協会
http://www.jeita.or.jp
一方、オーディオ、音響は...軒並みダメです(情報系もそうですが)。
ホームサーバーというのは、家電をネットワークで結び屋外からのアクセスまで含めた情報化のセンターゲートウェイのことを指して呼ばれることが多いようです。
AV、コンピュータ、白物家電、家庭用ゲームなど分野によってサーバーの位置(当然、発表部門にサーバー機能がありますよね)やあり方が異なる場合があり、イメージ的で、現時点では、最終的にどのように落ち着くのか予想したり、定義するのは難しいように思います。
ホームシアターのサラウンドなどは、音響といえなくもありませんが、AVアンプやホームシアターシステムが、初期段階でオーディオマニアから映像用と区別して扱われていたことを考えても、ホームシアターシステムに人気があっても都合よくオーディオの仲間に入れるのは、どうかという気もします。
しかし、高級AVアンプの動向など見ても、ミニコンポやヘッドホン・ステレオなどの音だけを扱う製品と、ハイエンドのピュアオーディオ製品を除いて、価格的にも、機能的にも、また、需要としてもアンプなどではオーディオと映像の境界は無くなった状態になっていますので、映像製品、オーディオ製品、情報家電という枠組みがデジタル技術によってAVの世界から順次取り払われて白物家電まで含めた家電ネットワークに1歩前進(?)したのでしょうか?
音響システムやオーディオ、AVに関連した雑記
「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64に 音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
音響測定、音圧レベル分布、伝送周波数特性
「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」のvol.1〜10に連載していた 音圧レベル分布と伝送周波数特性に関連したコラムをサウンド コラムのページに編集して掲載しました。
サウンドコラム 音響測定編 音圧分布音圧レベル(SPL)、オクターブバンド、dB、ノイズ |
サウンドコラム 音響測定編 周波数特性周波数、基音と倍音、無響室、フラット再生 |