このコラムは無料メールマガジン「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64(2002年8/15〜2004年11/18)に音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
最近はCGを活用した映画がメインストリートといえるほどCG映像を使った、さらに、フューチャーした映画が多くなっています。 音声系もドルビーサラウンドの劇場を前提に、絵に負けない「音量」の映画が多いようです。
最近(2004年7月掲載時)の公開映画の中にCGを使い人や船などのモブシーンが活用されている「トロイ」という映画があります...
ITメディアにソニーのハイエンドAVアンプTA-DA9000ESの開発者の金井隆さんのインタビューとレビュー記事が掲載されていました(オーディオに興味をお持ちの方は雑誌などでも登場されているのでご存知かもしれません)。
▼ITmedhia ライフスタイル
ソニー、「音作り」の哲学を語る
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0404/30/news026.html
レビュー:ソニーのハイエンドAVアンプ「TA-DA9000ES」を試す
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0404/30/news029.html
AV関係はピュアオーディオから映像が中心となり、また、デジタルによって技術的な内容や工作、趣味的な部分が少なくなったこともあってオーディオ雑誌も...
前回と前々回につづいて、低周波を利用した海洋音響ソナーの話題です。
前回と前々回は、海洋低周波ソナーという海の音響測定技術による海中の物体探索や地球規模での温度測定、そしてクジラなどの海洋生物に対する影響の懸念から技術利用が中止されていることなどをご紹介しました。
また、動物保護団体との協議の中で、日本海を含む東アジア地域は、利用禁止海域の例外となっていることに触れました。
最近はTVの地球温暖化を扱う番組や気候に関する番組などで...
前回は、海の音響に関してソナーの話題と問題となっている低周波ソナーについてでした。
前回でも触れましたように、低周波ソナーは海洋生物に対する影響から問題とされているわけですが、海洋の水温の分布などの測定にも利用される場合があります。
水中での音速が空気中より高速であることは前回も述べましたが、海中では、電波や光が短距離で減衰しますが、音波は減衰量が少ないという性質があります...
アフリカ大陸南岸にセンサーをつけた多数のブイを浮かべてデータ収集しているディアドリ・バーン教授が海洋科学会議で海洋の情報収集の発表をしているという紹介記事(具体的な内容には触れられていません)の中に海の降水量の測定(推定)に雨が海面にあたる音を利用する方法なども触れられていました。
音響的な手法による降水量推定は、以前から行われていたような気がしますが...
あまり目立たないニュースでしたが、今月(2004年2月掲載時)、チェンバロ製作者の方が、特別天然記念物に指定されているタンチョウヅルの羽根を使いたいと申し込んで環境省に拒否されたというニュースがありました。
▼「チェンバロにタンチョウヅルの羽根
難波修さんが構想 環境省、提供拒否 /岡山」
Yahoo! News 地域 - 岡山ニュース 2月6日(2004年2月掲載時)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000001-mai-l33
絶滅危惧種に指定されている鳥などの抜けた羽根でも譲渡には制限がされるというのは初めて知りました...
昨年(2004年2月掲載時) 勧告候補公開されたVoiceXML2.0がW3C(World Wide Web Con-sortium)勧告案としてとして公開されました。
▼『VoiceXML』仕様がさらに前進
Japn.internet.com Webテクノロジー 2004年2月4日
http://japan.internet.com/webtech/20040204/11.html
VoiceXMLは音声認識や音声合成、音声入出力、対話処理などをWEBで利用するためにXMLデータとして記述する標準仕様です...
昨年末Hot Wird Japanのニュースに「騒音性難聴の特効薬? 米軍が抗酸化剤を試用」というニュースが掲載されていました。
▼「騒音性難聴の特効薬? 米軍が抗酸化剤を試用」
Hot Wird Japan 2003年12月19日
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20040106305.html
記事では、騒音性難聴の対象者として米軍が挙げられていますが、音響関係や音楽関係の仕事をなさっている方、建築や道路工事などの大音量の騒音(音楽も)に接している職業の方は、難聴や難聴気味の方もめずらしくはないと思います...
以前のこのコラムでは、PCの静音化などについて話題にしましたが、奈良・春日大社の「春日若宮おん祭」が私語や携帯電話によって静寂さと闇が失われて儀式をぶち壊しているという問題が発生しているそうです。
▼<遷幸の儀>静寂ぶち壊す、携帯電話と私語 春日大社
Yahoo! Japan 社会ニュース 毎日新聞 2003年12月17日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031217-00001074-mai-soci
全ての明かりを消した闇と静寂の中儀式が行われるのを、携帯電話の画面の明かりや私語によって闇も静寂も失われ、「遷幸(せんこう)の儀」の雰囲気が壊されている問題に数年前(2003年12月掲載時)から悩まされているとのことです。
コンサートや演劇の劇場での携帯電話の着信メロディの問題は誰もが認識していますが...
前回の音響コラムでInter BEE 2003の話題をしましたので、関連記事のクリップをお届けします。
▼2003年国際放送機器展
http://bee.jesa.or.jp/
▼Inter BEE 2003 会場レポート
ビクターのHDV対応プレーヤー、NECのH.264コーデックなど
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031121/interbee.htm
▼小寺信良の週間「Electric Zooma!」第134回
見所の多い「InterBEE2003」〜 デジタル放送開始10日前 〜
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031120/zooma134.htm
▼藤本健の Digital Audio Laboratory 第123回
Inter BEE 2003で見かけたDTM関連製品
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031125/dal123.htm
▼国際放送機器の総合展示会“Inter BEE 2003”開幕!
http://ascii24.com/news/i/topi/article/2003/11/19/646955-000.html
▼松下、“P2カード”採用の
次世代放送システムやリアルタイム字幕制作システム
http://ascii24.com/news/i/topi/article/2003/11/20/646969-000.html
▼KDDI研究所、MPEG動画へ直接透かしを
挿入・検出可能な開発キットをデモ
http://ascii24.com/news/i/topi/article/2003/11/21/646972-000.html
今年(2003年12月掲載時)は、いよいよ地上波デジタル放送も開始されるため、HDノンリニア編集などをはじめ、HD放送製作に関連した展示が盛んな傾向のようです...
音響システムやオーディオ、AVに関連した雑記
「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64に 音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.41〜503D音響システムとスピーカ・アレイ Iosonoとサラウンド / プレーヤーとメディアのハイブリッド化(BD,HD DVD,DualDisk) / デジタルアンプとデジタルスピーカ(D級アンプと消費電力, 特徴-シンプルな構成- パワーアンプと伝送 -効率,発熱,クロスオーバー,デジタルスピーカの特徴) / 自衛隊の大砲を使ったコンサート / コーデックキラー(音声圧縮エンコードとノイズ) |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.31〜40InterBEE2003とHD放送(SD,HD,テレビ解像度) / 闇と静寂 / 騒音性難聴の防止薬品 / チェンバロにタンチョウヅルの羽根 / 海の音響技術(低周波ソナー LFAS, SOFAR, SOSUS, 音響トモグラフィー, 深層海流の温度計測) / 開発者の音作りと発想(デジタルの音作りと哲学) / 音効とCGスペクタクル映画(映画の音響効果とリアリティ) |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.21〜30音響冷却方式と水冷式 / 魔法の杖と音声認識の確率(自動音場調整AVアンプのレビュー) / 過去と周期と予想 / 音の記憶 / 録音テープの「肉声」 / 米国のCD市場の変化とCCCD / 音質?デザイン? / 機械の音のリアクション / 3D音響のトラッキング付き配信(ヘッドホンの立体音響, ヘッドトラッキング) / 地上デジタルTV 開始とInter BEE |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.11〜20CDを再生できないCDプレーヤー CCCD(Copy Control CD) / 音質は確実に落ちている? / 手軽に音響測定 / アカデミー音響賞、音響効果賞 / デジタルTVの双方向性 / テクノロジーと本質の視点( デジタル・オーディオは高音質か? ) / PCMはCDと同じ? / デジタルアンプの時代( デジタルアンプのコンシューマ化 ) / オーディオ機器への音楽配信 / 家庭の音場補正 |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.01〜10デジタルオーディオと記録 DVD製造者認識コード(Disc ID) / CD誤り訂正と音質、ピット、誤り訂正 / CDリッピングで音質向上? / パソコンのサウンド機能 / 人間の耳−最も優れた音のセンサー(精密測定用マイク, カクテルパーティー効果) / パソコンの静音設計とノイズ / ホームAVサーバー / TV放送の音声と帯域 / パソコンVS家電 - データ交換 / DVDの評価表現「劇場上映時と」 |
音響測定、音圧レベル分布、伝送周波数特性
「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」のvol.1〜10に連載していた 音圧レベル分布と伝送周波数特性に関連したコラムをサウンド コラムのページに編集して掲載しました。
サウンドコラム 音響測定編 音圧分布音圧レベル(SPL)、オクターブバンド、dB、ノイズ |
サウンドコラム 音響測定編 周波数特性周波数、基音と倍音、無響室、フラット再生 |