このコラムは無料メールマガジン「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64(2002年8/15〜2004年11/18)に音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
2003年国際放送機器展/Inter BEE 2003(International Broadcast Equipment Exhibition 2003)が、11月19日から21日まで千葉、日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催されています(2003年11月掲載時)。
国際放送機器展は今年で第39回となる音と映像のプロ、放送関係者向けの展示会です。
今年はTV放送50年という年でもあり、地上デジタルTV放送開始の年でもあります(2003年11月掲載時)...
10月28日(2003年11月掲載時)にNTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部が報道向けに開発中の「テレヘッド」というダミーヘッドを利用した3D音響の配信装置を報道向けに公開したそうです。
▼コンサート鑑賞は身代わりの人形が NTT R&Dフォーラム2003 in 厚木
インプレス インターネットWATCH 10月29日
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2003/10/29/941.html
このテレヘッドという装置には、3軸のモーターを装備しヘッドホンのセンサーに合わせてダミーヘッドが動く、遠隔状態で3D音響のヘッド・トラッキングを行うダミーヘッドです...
今回は、少し「音響」と離れますが、機器の使用感に繋がる音が最近気になっています。
家電のデザイン・ブランドのリアル・フリート社のAVマルチリモコンは「質感や押し心地にこだわった」そうですが、
▼リアル・フリート、「美しい家電」の「amadana」ブランド
−質感や押し心地にこだわったAVマルチリモコンを発売
インプレスAVウォッチ 2003年10月10日
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031010/realf.htm
スイッチを押した時の音やダイアルを廻したときの音、レバーを引いた時の音、コンピュータなどのファンなどの音、自動販売機で缶飲料の出るときの音など、機械を操作したり利用すると音がでる場合が多いのですが、快適に繋がる音は難しい課題のような気がします...
Japan.Internet.comに掲載されている(2003年7月掲載時)ソリッド・オーディオ mp3に関するリサーチによると、製品を選択する時に重視するのは、男性は音質、女性はデザインという結果とのことです。
2万5,959人からの有効回答とのことですので、回答人数も十分なアンケートの結果ですが、詳細は株式会社インフォプラントの有料サービスでのみ公開のようです。
プレイヤーを選択するポイントは、男性が1.音質、2.メモリー容量で、女性は1.デザイン、2.音質との結果とのことですが、どちらも、上位には「音質」が挙げられています...
以前にもCDの話題をしましたし、クリッピングでも全米レコード工業会(RIAA)の訴訟の記事などを取り上げました。
HotWired Japanのミュージックのニュースでは頻繁にファイル交換とRIAAのニュースが記事になっていますが、今月は、CDの売上の変動に関する記事が連続していました。
▼音楽はアルバムよりもアラカルトで―
―全米上半期CDシングル出荷数が160%増
HotWired Japan 2003年9月4日
http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/20030908104.html
▼RIAAの訴訟でCD販売は回復するのか
HotWired Japan 2003年9月9日
http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/20030910107.html
ダウンロード・サイトの売上が伸びつつあり...
イラク問題などの報道で「フセイン元大統領の肉声と思われるテープ」などという表現を良く見かけます。
録音したテープの音は肉声か?という点が少し気になりますが、ニュースでは軒並み「肉声」とされているので「肉声」の定義は生の音に限らず「本人の音声」という意味に拡大されているのだと思います。
一般の認識ではどうかという参考までにGoogleで「肉声とは」と検索して見ると、「肉声とは異なる電話...」や「肉声とは異なる人工の音声」などという記載が目につきます...
8月12〜15日(2003年8月掲載時)のNHK BS1、BSプライムタイムの「カラーで記録した第二次世界大戦」と、NHK総合 NHKスペシャル「映像記録 昭和の戦争と平和」− カラーフィルムでよみがえる時代の表情 という番組で第二次世界大戦の時のカラー映像が放送されていました。
▼NHK 今週の主な番組 8/13
(番組案内なので、早晩削除されるかもしれません)
http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0814.html#02
以前にも、第二次世界大戦の時のカラーの記録映像などは見たことはありますが、庶民が写っているものは経験がなかったことと中には、予想外に鮮明な映像もあり新鮮でした(もしかするとデジタル補正などがされているかもしれませんが)...
音の音程、ピッチの検出は、楽器用チューナーやカラオケの採点機能(歌ったときの音量や音程で機械が採点する機能)などでご存知かと思います。今回は、周期信号の周期検出や予測についてです。
▼採点ゲームはどのようなものかは...
採点ゲームに挑戦! DO!KAERACLUB
http://www.dokaraoke.jp/kenkyu05/index.html
単音のピッチの検出は、かなり単純化した波形にとみなしてしまっても、簡単な技術で比較的うまくできます...
魔法の杖...
「身体に触れるだけでガンを見つける魔法の杖」と題された、電磁波を利用した、簡単なスキャンによるガンの検査装置の米ニュースが掲載されています。
このニュースの検査装置は異常検出率が80〜90%程度ですので、そのまま実用というわけには行かないようです。
また、記事中にもあるように「絶対安全」もしくは「絶対異常」というのが確立しないと実用されないかもしれません...
以前にこのコラムで、静穏パソコンの話題を取り上げたことがあります。現在のようにAV性能などを重視したタイプのいわゆる「テレパソ」は空冷ファンなどの騒音が無視できない状況です。
▼パソコンの静音設計とノイズ
バックナンバー 2002年11月7日 vol.17
http://www.ari-web.com/mm/bn/20021107.htm
自宅で個人用のサーバーを持っている方などは、24時間稼動状態にしているため、室内に設置しているサーバーの騒音が悩みの種となっている方もいらっしゃるようです...
音響システムやオーディオ、AVに関連した雑記
「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64に 音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.41〜503D音響システムとスピーカ・アレイ Iosonoとサラウンド / プレーヤーとメディアのハイブリッド化(BD,HD DVD,DualDisk) / デジタルアンプとデジタルスピーカ(D級アンプと消費電力, 特徴-シンプルな構成- パワーアンプと伝送 -効率,発熱,クロスオーバー,デジタルスピーカの特徴) / 自衛隊の大砲を使ったコンサート / コーデックキラー(音声圧縮エンコードとノイズ) |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.31〜40InterBEE2003とHD放送(SD,HD,テレビ解像度) / 闇と静寂 / 騒音性難聴の防止薬品 / チェンバロにタンチョウヅルの羽根 / 海の音響技術(低周波ソナー LFAS, SOFAR, SOSUS, 音響トモグラフィー, 深層海流の温度計測) / 開発者の音作りと発想(デジタルの音作りと哲学) / 音効とCGスペクタクル映画(映画の音響効果とリアリティ) |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.21〜30音響冷却方式と水冷式 / 魔法の杖と音声認識の確率(自動音場調整AVアンプのレビュー) / 過去と周期と予想 / 音の記憶 / 録音テープの「肉声」 / 米国のCD市場の変化とCCCD / 音質?デザイン? / 機械の音のリアクション / 3D音響のトラッキング付き配信(ヘッドホンの立体音響, ヘッドトラッキング) / 地上デジタルTV 開始とInter BEE |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.11〜20CDを再生できないCDプレーヤー CCCD(Copy Control CD) / 音質は確実に落ちている? / 手軽に音響測定 / アカデミー音響賞、音響効果賞 / デジタルTVの双方向性 / テクノロジーと本質の視点( デジタル・オーディオは高音質か? ) / PCMはCDと同じ? / デジタルアンプの時代( デジタルアンプのコンシューマ化 ) / オーディオ機器への音楽配信 / 家庭の音場補正 |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.01〜10デジタルオーディオと記録 DVD製造者認識コード(Disc ID) / CD誤り訂正と音質、ピット、誤り訂正 / CDリッピングで音質向上? / パソコンのサウンド機能 / 人間の耳−最も優れた音のセンサー(精密測定用マイク, カクテルパーティー効果) / パソコンの静音設計とノイズ / ホームAVサーバー / TV放送の音声と帯域 / パソコンVS家電 - データ交換 / DVDの評価表現「劇場上映時と」 |
音響測定、音圧レベル分布、伝送周波数特性
「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」のvol.1〜10に連載していた 音圧レベル分布と伝送周波数特性に関連したコラムをサウンド コラムのページに編集して掲載しました。
サウンドコラム 音響測定編 音圧分布音圧レベル(SPL)、オクターブバンド、dB、ノイズ |
サウンドコラム 音響測定編 周波数特性周波数、基音と倍音、無響室、フラット再生 |