1. 音響システムの基本設計

音響設備設計業務のご紹介
音響技術 電気音響設計
NC曲線と騒音計 音響測定 image コネクタ、配線と測定器 音響測定 image 無響室 スピーカユニット特性測定 image マイク、ミキサー、A/D変換 インパルス応答 image 音圧分布、ホールのワイヤーフレーム 音響測定 image

音響技術とソフトウェア、ハードウェア開発

音響と開発 : Sound & Development
株式会社エーアールアイ / ARI
ARI CO.,LTD.

機器構成表

仕様を満たすために必要な機器の選択を行います。

機器の使用頻度、重要度を推測・検討し選択します。ホールなどでは、開催予定の催し物を明確にすると便利です。機器の使用目的がはっきりするからです。

機器の選択が確定したら機器構成表を作成します。

機器構成表とは、機器名称、型番、台数を簡潔にまとめた表を指します。機器の台数は後述(1.4.3)のシステムブロックの検討を行い決定し記入します。

機器の使用頻度・重要度

年に数回の使用しか想定できない機器に予算を多く取ることは、コストパフォーマンスに優れているとはいえません。

しかし、コストパフォーマンスが悪いと思われる機器でも重要度が高いために、納入する意味のある場合もあります。 使用頻度が少なくてもその機器でしか実現ができない場合です。

コストパフォーマンスを意識しつつ、機器の使用する重要度も十分検討する必要があるのです。

機器仕様書

構成機器検討後に機器単体での仕様書を作成し、そろえる必要があります。

機器仕様書とは、機器外形寸法図(上面図、正面図、背面図、側面図 など)と機器の仕様が記載されている資料です。

CAD等で外形寸法図を作成します。

正面図は、後に機器の操作を検討する場合もあるため、できるだけ詳細に描きます。

さらに、機器の選定作業中に調べた、機器単体の仕様を簡単な表にまとめて掲載します。

メーカーによっては機器単体の機器仕様書を用意している場合もあります。

民生機と業務機

市販されている音響機器は、大別すると民生機と業務機に分けることができます。

民生機は、家庭での使用を目的に製造されている機器であり、業務機は、放送局やライブハウスなどでの使用を目的に製造されている機器です。 大きな相違点は、前者がデザインや機能を優先して開発されているのに対し、後者は信頼度や基本性能などが優先して開発されている傾向にあります。

その他の一般的な相違点としては、次の項目が挙げられます。

  • 耐久性

    民生機と比べて業務機器は、連続で長時間動作をさせる前提で設計されていますので、動作の耐久時間や機器の寿命が長く、信頼性は高い傾向にあります。

  • 特化性

    民生機と比べて業務機器は、機能が特化する(専用機になる)傾向にあり、基本性能の面で強化されている傾向があります。

  • 定価

    業務機は民生機と比べて定価が高い傾向にあります。

  • メンテナンス用の部品在庫年数

    頻繁にモデルチェンジを行う民生機に対して、業務機は頻度が少ないので、メンテナンス用の部品のメーカ在庫年数が長い傾向にあります。

大型物件の機器仕様書

大型物件での機器仕様書は、上記の機器仕様書とは異なり、機器の型番は伏せてあります。 その基本設計図をもとに入札をし、実施する業者(メーカー など)を選ぶという背景があるからです。

機器の型番は想定しますが、その機器を使用することを強制はせず、機能的に見合うものであれば良いという考え方です。


入札制度

大型の物件などでは、ゼネコンや建築設計事務所が原設計図(基本設計図)の作成を電気音響設備設計業者 または、メーカーに依頼し、それをもとに様々な電気音響設備設計業者や電気音響メーカーに実施設計をさせて、合い見積りを取り、発注先を決定する「入札制度」があります。

ですから、上記の場合の原設計図では設備の要件、仕様、機器の性能のみが指定されていて機器のメーカーや型番などは伏せて記載してあります。

実施設計段階では、各業者やメーカーがそれぞれ独自のラインナップにある機器を想定して実施設計を行い、合い見積りをすることになります。

音響技術 音響システム 音響設計、音響測定、音場制御
音響技術 音響システム

音響測定器 - 周波数特性測定結果 image 音響測定 - 騒音計とNC曲線 / レベル
音響設計 - 配線接続 image 音響設計 - パッチベイとマルチケーブル image

音響技術
電気音響設計、音響測定、調整

電気音響システムの設計音響測定、調整などの音響業務を行なっています。

特注機器などの ハードウェア開発から ソフトウェアの設計、製造、システム設計、調整まで一環した フレキシブルな開発、納入対応が可能です。

音場制御 - 音場・騒音
適応制御、音場制御・解析、立体音響

音響技術とソフトウェアや信号処理の技術を応用した音響システムには 音場制御や騒音制御の技術があります。

適応フィルタを利用したエコーキャンセラーや ノイズキャンセラー(ANC)、ハウリングサプレッサ、 立体音響、音像定位 バイノーラルの 技術等は音場制御の信号処理が用いられる例です。 音響シミュレーションや音響解析などソフトウェア応用技術は多数あります。

無響室とスイープ波形 - 音響技術 image インパルス応答と波形 - 音場制御 image
インパルス応答と波形 - 音場制御 image 無響室とスイープ波形 - 音響技術 image
防災無線放送の音達 image 音響シミュレーション - 防災無線 image
音響シミュレーション - 防災無線 image 防災無線放送の音達 image

防災無線 - 診断と改善
音響シミュレーションによる音達の診断、改善

音響シミュレーション・ソフトウェアによって、防災行政無線放送の「聞こえない」「うるさい」の改善をサポートしています。

地形や建物の影響を受ける防災無線の音達は、平面のスピーカ特性による検討のみでは、正しくカバーエリアを予測することが困難です。 音達調査によって広いエリアを調査することも困難な防災無線の音響設計をシミュレーション技術でサポートします。

振動体感システム
AV・映像、ミニシアター、アトラクション

映像型アトラクションやゲーム、体感振動演出付きシアターなどに利用される AURASOUND BassShakerの販売と体感振動システムの設計、製造を行っています。

映像プログラムに併せて振動演出されるミニシアターの事例と、 大型スクリーンシアターでの振動システム事例を掲載しています。

体感振動ユニット AURASOUND BassShaker プジョー206WRCシアター
ジャパンフローラ2000 緑と都市の館 ジャパンフローラ2000 緑と都市の館
無響室 東京技術センター(八王子) 音響測定設備

東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。

小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。

《 電気音響設計 : 音響技術と開発、受託開発 》
AURA SOUND スピーカユニット NSW1-205-8A / NSW2-326-8A / NS3-193-8A / NS12-513-4A / NS12-794-4A / NT1-204-8D AURA SOUND スピーカーユニット製品情報、販売 コンパクトフルレンジスピーカー NS3-193-8A コンパクトフルレンジスピーカ NSW2-326-8A(Whisper) コンパクトフルレンジスピーカ NSW1-205-8A(Cougar) サブウーファースピーカ NRT18-8 サブウーファースピーカ NS12-794-4A サブウーファースピーカ NS10-794-4A

《 1.4 各種図面・資料の作成 2/3 - システムの基本設計 :音響技術と開発 -音響設計 》

株式会社エーアールアイ/ARI CO.,LTD.
東京都八王子市横山町6丁目9番 丸多屋ビル8F
tel:042-656-2771 fax:042-656-2654

ARIは音響システムの ハードウェア開発ソフトウェア開発、 音響製品などの受託開発を行なっています。試作、研究開発や特注機器などのソフト、ハード、システムの設計から製造までご相談いただけます。

ARI会社情報
製品情報と販売
音響と開発・サービス
音響機器メーカーと代理店

ご利用案内 | 免責事項 | 音響設計のサイトマップ | 株式会社エーアールアイ | 東京都八王子市横山町6丁目9番 丸多屋ビル8F

Copyright(c) 2001-2024 ARI Co.,Ltd. all rights reserved.