6. 音響システム機器の調整

音響設備設計業務のご紹介
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音響技術とソフトウェア、ハードウェア開発

音響と開発 : Sound & Development
株式会社エーアールアイ / ARI
ARI CO.,LTD.

ディレイ

ディレイは、時間的に電気信号を遅らせることの出来る機器です。 電気信号を遅らせることによってスピーカから出す音のタイミングを制御することが出来ます。

音量を確保するために複数のスピーカから同じ音を出す場合や、 マルチウェイスピーカーのように1つの信号を分配して複数のスピーカーで音声を出力する場合には、 時間差や位相差を調整する目的でディレイを利用します。

明瞭度向上

メインスピーカとサブスピーカを次の図のようにメインスピーカーの方が距離が長い状態に配置している時、 音は1秒間に約340mの速さで進むため 受音点ではサブスピーカの音が(L/340)秒早く到達することになります。

ディレイタイムによる明瞭度向上

ディレイによって信号を遅延させていない状態では、メインスピーカの音よりサブスピーカの音が早く受音点に到達し、音量差と時間差によって、音声が不明瞭になったり、 音源の方向がサブスピーカーの方向に認識されるなど、好ましくない拡声状態になります。

時間差をディレイで補正

そこで、サブスピーカの信号をディレイで電気的にL/340秒(以上)遅らせ受音点に届く音を揃えます (例:L=34mの場合は0.1秒遅らせる)。この調整により電気音響設備の明瞭性等を向上することができます。

※明瞭性は、建築音響と電気音響の双方の要因で決まります。 この調整は電気音響設備で明瞭度を向上させるために行うことのできる手法の1つです。

タイムアライメント補正

タイムアライメント補正は、マルチウェイのスピーカーシステムにおいてウーファ、スコーカ、トゥイータの各 スピーカーユニットから受音点までの到達時間(位相)をそろえる時間補正、調整です。

マルチウェイスピーカのタイムアライメント補正 - 補正前

図のようにスコーカのユニットはトゥイータ、ウーファと比較してそれぞれd1、d2の長さだけ後方に設置されていることため 同時に発音すると位相差が発生します。

マルチウェイ スピーカーシステムの信号は、本来、1つの信号だったものを周波数帯域で分割して スピーカーユニットに分配しているものなので位相差が生じることは好ましくありません。

位相差をディレイで補正

このような時間差をディレイを用いて、トゥイータは d1 / 340 秒、ウーファは d2 / 340 秒だけ信号を電気的に遅らせることで スピーカから出力される位相差、時間差を補正します。

ディレイによるマルチウェイスピーカのタイムアライメント補正

タイムアライメント補正を行うことで高品位な拡声が実現できます。

各調整終了後、音響状態を客観的に評価するために一般的に認知されている音響指標について測定を行う場合があります(ホールに代表される大型物件 など)

音響技術 音響システム 音響設計、音響測定、音場制御
音響技術 音響システム

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音響技術
電気音響設計、音響測定、調整

電気音響システムの設計音響測定、調整などの音響業務を行なっています。

特注機器などの ハードウェア開発から ソフトウェアの設計、製造、システム設計、調整まで一環した フレキシブルな開発、納入対応が可能です。

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適応制御、音場制御・解析、立体音響

音響技術とソフトウェアや信号処理の技術を応用した音響システムには 音場制御や騒音制御の技術があります。

適応フィルタを利用したエコーキャンセラーや ノイズキャンセラー(ANC)、ハウリングサプレッサ、 立体音響、音像定位 バイノーラルの 技術等は音場制御の信号処理が用いられる例です。 音響シミュレーションや音響解析などソフトウェア応用技術は多数あります。

無響室とスイープ波形 - 音響技術 image インパルス応答と波形 - 音場制御 image
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防災無線放送の音達 image 音響シミュレーション - 防災無線 image
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防災無線 - 診断と改善
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音響シミュレーション・ソフトウェアによって、防災行政無線放送の「聞こえない」「うるさい」の改善をサポートしています。

地形や建物の影響を受ける防災無線の音達は、平面のスピーカ特性による検討のみでは、正しくカバーエリアを予測することが困難です。 音達調査によって広いエリアを調査することも困難な防災無線の音響設計をシミュレーション技術でサポートします。

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映像型アトラクションやゲーム、体感振動演出付きシアターなどに利用される AURASOUND BassShakerの販売と体感振動システムの設計、製造を行っています。

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体感振動ユニット AURASOUND BassShaker プジョー206WRCシアター
ジャパンフローラ2000 緑と都市の館 ジャパンフローラ2000 緑と都市の館
無響室 東京技術センター(八王子) 音響測定設備

東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。

小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。

《 電気音響設計 : 音響技術と開発、受託開発 》
AURA SOUND スピーカユニット NSW1-205-8A / NSW2-326-8A / NS3-193-8A / NS12-513-4A / NS12-794-4A / NT1-204-8D AURA SOUND スピーカーユニット製品情報、販売 コンパクトフルレンジスピーカー NS3-193-8A コンパクトフルレンジスピーカ NSW2-326-8A(Whisper) コンパクトフルレンジスピーカ NSW1-205-8A(Cougar) サブウーファースピーカ NRT18-8 サブウーファースピーカ NS12-794-4A サブウーファースピーカ NS10-794-4A

《 6.3 効果機器調整 2/2 音響システム機器の調整 : 音響技術と開発 - 音響設計 》

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