このコラムは無料メールマガジン「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64(2002年8/15〜2004年11/18)に音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
前回の音響コラムでInter BEE 2003の話題をしましたので、関連記事のクリップをお届けします。
▼2003年国際放送機器展
http://bee.jesa.or.jp/
▼Inter BEE 2003 会場レポート
ビクターのHDV対応プレーヤー、NECのH.264コーデックなど
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031121/interbee.htm
▼小寺信良の週間「Electric Zooma!」第134回
見所の多い「InterBEE2003」〜 デジタル放送開始10日前 〜
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031120/zooma134.htm
▼藤本健の Digital Audio Laboratory 第123回
Inter BEE 2003で見かけたDTM関連製品
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031125/dal123.htm
▼国際放送機器の総合展示会“Inter BEE 2003”開幕!
http://ascii24.com/news/i/topi/article/2003/11/19/646955-000.html
▼松下、“P2カード”採用の
次世代放送システムやリアルタイム字幕制作システム
http://ascii24.com/news/i/topi/article/2003/11/20/646969-000.html
▼KDDI研究所、MPEG動画へ直接透かしを
挿入・検出可能な開発キットをデモ
http://ascii24.com/news/i/topi/article/2003/11/21/646972-000.html
今年(2003年12月掲載時)は、いよいよ地上波デジタル放送も開始されるため、HDノンリニア編集などをはじめ、HD放送製作に関連した展示が盛んな傾向のようです。
地上波デジタルも12/1 11:00(2003年12月掲載時)から本放送開始されましたが、まだ、受信可能エリアも狭く(地上デジタルテレビ放送開始記念式典のあった赤坂プリンスも受信不能で光ファイバーで接続していたらしいですね)番組もほとんどがSD放送のアップコンバートが流れている状況のようですので、HD製作本数もそれほどにはなっていないと思いますが、BSデジタルとあわせてHD番組増加に伴い、プロダクションも増加することになるでしょう。
盛んに各所で使われている用語ではありますが、一応
SD : Standard Definition 標準精細度テレビ
現在のアナログテレビ
HD : High Definition 高精細度テレビ
ハイビジョンなど高精細TV
アップコンバート : SDをHD解像度に変換するなど、低い周波数、
解像度から高い周波数にアップ変換すること
▼インプレスAVウォッチ 2002年12月1日
地上デジタルテレビ、12月1日11時より3大都市圏でスタート
−小泉首相が記念式典でカウントダウン
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031201/gdb.htm
番組はHD製作であっても放送はSDアップコンバートという状態が多いようです。同様にCMもまたSDアップコンバートが主体のようですが、媒体、視聴者が異なるため、流されるCMは異なるかと思います(同じCMも多いと思いますが)。
今の所(2003年12月掲載時)、HD製作のCMはごく限られたもののようですし、BSデジタルでは限定的に行われているインタラクティブなCM(クイズなどの形式の双方向CM)やデータ放送を利用したもの(ポータルと呼ばれるSD画面の横などにデータ放送で広告主にアクセスさせる方法などです)も登場する機会が増えることでしょう。
CMプロダクションでもHD製作が増加するのだと思いますが、BSデジタルの現視聴者数は広告媒体としての価値が低いため、地上波デジタルのエリア拡大と普及による視聴者数増加に伴うCMの製作や放送への影響は大きいものと推測されます。
以前に、ここでも話題にしました音響サラウンドを利用したCMなどに対して、関係者ではどのような見解が主流となっているのか興味深いところですが、まだ、あまり、方向性(自主的な規制や積極的な利用方法など)が固まっていないのではないかと思います。
5.1chの枠を利用したステレオ音声多重放送もあるわけですが、今の所、基準や見解は(サイマル放送もあることですし)普及度合いを見ながら徐々にといったところでしょうか。
音響システムやオーディオ、AVに関連した雑記
「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64に 音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.41〜503D音響システムとスピーカ・アレイ Iosonoとサラウンド / プレーヤーとメディアのハイブリッド化(BD,HD DVD,DualDisk) / デジタルアンプとデジタルスピーカ(D級アンプと消費電力, 特徴-シンプルな構成- パワーアンプと伝送 -効率,発熱,クロスオーバー,デジタルスピーカの特徴) / 自衛隊の大砲を使ったコンサート / コーデックキラー(音声圧縮エンコードとノイズ) |
|
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.31〜40 |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.21〜30 |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.11〜20CDを再生できないCDプレーヤー CCCD(Copy Control CD) / 音質は確実に落ちている? / 手軽に音響測定 / アカデミー音響賞、音響効果賞 / デジタルTVの双方向性 / テクノロジーと本質の視点( デジタル・オーディオは高音質か? ) / PCMはCDと同じ? / デジタルアンプの時代( デジタルアンプのコンシューマ化 ) / オーディオ機器への音楽配信 / 家庭の音場補正 |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.01〜10デジタルオーディオと記録 DVD製造者認識コード(Disc ID) / CD誤り訂正と音質、ピット、誤り訂正 / CDリッピングで音質向上? / パソコンのサウンド機能 / 人間の耳−最も優れた音のセンサー(精密測定用マイク, カクテルパーティー効果) / パソコンの静音設計とノイズ / ホームAVサーバー / TV放送の音声と帯域 / パソコンVS家電 - データ交換 / DVDの評価表現「劇場上映時と」 |
音響測定、音圧レベル分布、伝送周波数特性
「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」のvol.1〜10に連載していた 音圧レベル分布と伝送周波数特性に関連したコラムをサウンド コラムのページに編集して掲載しました。
サウンドコラム 音響測定編 音圧分布音圧レベル(SPL)、オクターブバンド、dB、ノイズ |
サウンドコラム 音響測定編 周波数特性周波数、基音と倍音、無響室、フラット再生 |