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このページは防音・遮音関連の音響サービス企業リンク集です。
騒音問題や音響問題の解決には、コンサルティングや施工管理、竣工時の目標達成など、一貫した方針で問題解決に当たることが重要です。
音響関連企業でも防音を専門とした会社は、大きく分けると、音響スタジオやリスニングルームなどのような工事を専門とする会社と、騒音問題や産業防音を専門とする企業に分かれます(大手は両方手がけていることが多いですが)。最近では、騒音規制法や労働安全基準法の一部改正による工場内の騒音環境整備、ISO14000による地域環境の問題など、専門業者の防音技術が必要とされる要因が増加しています。
数が少ない傾向にあるので産業用防音関連企業から随時追加したいと思います(敬称略、順不同)。
建築音響から音響設計、音響測定、測定機器、コンサルティングまで音響に関して幅広く手がけられている音響関連の企業です。
防音・遮音に関しては、住宅・交通機関や工場に関して、エンジニアリングと防音関連製品(接続吸音パネル・残響低減用吸音筒)の販売や測定、コンサルティング、設計を行っています。
横浜音環境システムズ(株)は産業用防音を専門としている会社です。騒音調査、測定、コンサルティング、対策、防音・遮音用製品開発、販売を主な業務としています。
機械騒音、建設騒音、製品検査騒音など工場の産業用防音が専門で、無料見積に始まり、原因分析とコンサルティング(これが重要ですね)、施工管理、測定報告まで、一貫して依頼することができます。
防音・遮音技術資料のページには、防音に関する技術的な説明などが多数掲載されています。防音室やサイレンサー、無響室の導入を考えている方や、防音のプロをお探しの方は、サイトを見てみてください。納入実績のページを見ると多数の取引企業から、信頼性や実力が窺えます。
製品検査用、品質管理上の音響計測で使用される防音室や簡易無響箱、無響室、半無響室など、簡単、廉価に導入出来るようになっている規格製品があり、それぞれ、数種類のタイプがあります。
簡易無響箱 | 製品検査、品質管理の計測用無響箱 |
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組立式無響室 | 無響室/半無響室の簡易設置用 |
半無響室 | |
ユニット防音室 | 遮音・吸音パネルによる組立式防音室 |
吸音パーツ | 吸音スタンド、吸音パーティション、吸音バッフル 吸音タペストリー |
東京・大阪に営業所があり、全国の大型工場などの設備関係中心に事業を行っている防音会社です。
ユニットタイプのサイレントパネルを組み合わせた防音ハウス(プレハブ組立式防音室)、超低周波用防音パネル、防音壁、防音室、防音ボックス(防音箱)、工場内間仕切りなどの製品販売、レンタル、本設・仮設防音設備工事、「特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準」に対する音響コンサルティングも行っています。
湖沼・池水が浄化システムなども手がけています。
東京都にある建築防音・音響会社です。防振ゴム、防音扉、スタジオ機器、音響調整パーツなどの音に関連する商品を取り扱っています。
スタジオ、ホール、劇場の音響工事・監理(建築音響)、音響機器開発サポート、無響室・残響室の取扱いをしています。
住宅防音システム(一般家庭用防音)、産業用防音(工場騒音対策)が主業務の東京都渋谷区の会社です。
防音工事の他にも、グラスウール吸音材の販売(色々な種類の吸音材を取り扱っており、音響調整や吸音工事が可能です)、不燃性ガラスクロス化粧布も販売しています。防音室やスタジオなどの吸音内装工事には実績と定評があります。
工場が宮崎県、営業所が東京にある会社です。騒音計・マイクロフォン・振動試験機等とそれに付随する無響室・無響箱・防音室・防音箱の音響測定設備を販売しています。
愛知県にある防音会社です。主に愛知県内中心に防音ボックスや音響計測室、防音エンクロージャー等の設備を設計施工しています。
(株)小野測器は、音響・振動測定機器をはじめ、寸法・変位、回転・速度、トルク計測、半導体検査、計測用のアプリケーションなど多くの製品を開発販売しているの計測・測定器のメーカーです。
計測器本体、アプリケーションなどとともに、音響測定用の騒音計,マイクロホン,センサ、無響室・残響室・防音測定室・無響箱も販売しています。計測器の製品レンタルや受託測定、音響・振動技術セミナーも行っています。
事業所は、本社が、横浜市で、東京、名古屋、大阪、京都、広島、九州他に営業所があります。
ホームページには、製品情報のほかに「なかにわ」のコーナーには、身近にある“音”や“振動”の話題のコラムというコンテンツも掲載されています。
横浜防音システム(株)は産業用防音を専門としている会社です。営業所は横浜と名古屋に、製造工場は横浜、静岡、鈴鹿にあり、騒音調査、測定、対策、防音・遮音用製品開発、販売を主な業務としています。
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無響室は、各種音響機器の特性などを測定するために残響を無くした特殊な防音室です。大手の音響メーカーや学校、研究室、工業試験場などに設営されています。
無響室と同様の目的で利用されるものに無響箱があります。無響箱は、名前の通り部屋まではない小型の無響空間を作るものです。
無響室は、比較的大きな機器の測定を必要とする場合や、研究などで人の官能調査(どのように聞こえるか、感じるか)などする場合に利用されます。
逆に残響が長くなるように設計された残響室というものもあります。残響室は、残響を環境騒音に見立てて測定する場合などに用いられますが、無響室ほどポピュラーではありません。
ARI 東京技術センターの無響室(簡易型)を持ち、音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定が可能です。
無響箱は、無教室に比較すると小型な設備で、文字通りの箱サイズのものから電話ボックス程度の大きさの箱くらいまでの設置して利用するタイプの無響環境を作る防音設備です。
機器の開発などの場合に音響特性を測定するために利用されます。
防音室・防音箱は、遮音を中心に騒音対策に向いている製品です。
名前の通り、防音室は部屋クラス、防音箱は設置するサイズの設備です。
スタジオや無響室も、全て防音、遮音されていますが、スタジオの場合には適度な残響が生じるように設計され、無響室は残響がなくなるように設計されています。
防音室という場合は、一般に、機械室や何らかの騒音環境(工場など)で静かな部屋を作る必要がある場合など、機械騒音を遮断(出さない、入れない)目的で防音される部屋を指しています。
また、一般家庭向けなどに説明される場合には、防音室は楽器やオーディオなどの音を漏らさない、入れないための部屋を指しています。
専門外の建築業者防音工事を施工して、騒音が余計にひどくなったという話を聞いたことが有ります。
防音壁に軽量ボードと骨組のみというもので、遮音量が足りず、振動防止策も吸音材も無いので音が反響し騒音が増幅されるという結果を招きました。
一般の建築業者でも、防音工事は出来るのかもしれませんが、周波数分析から、遮音材や吸音材、防振材の正しい選定、対策方法や効果保証などは難しいのではないでしょうか。
騒音にも色々な種類があり、低周波、超低周波、高周波騒音や、共鳴騒音、
振動騒音、反響騒音など...
それぞれの防音、遮音の対策には、騒音が減少する原理があるので、対策は、症状と原因によって適切に行なう必要があります。
種類も1つではない場合もありますし、原因が1点でも周波数帯域は複数になり、複数の対策を行なう必要がある場合もあります。
また、分析力がないと、騒音のピークに対策すると、次の問題点(別の周波数ピーク)が現れるなど、効果的な対策が行なえません。