長池公園 | 体験ゾーンのヤマホトトギス(山杜鵑草) - 2014年8月 |
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これも前の写真と同じ長池公園体験ゾーンのヤマホトトギス(山杜鵑草)が8月に花を咲かせ始めたころの様子です。 この時期に見ると長く伸びた先の方の花序に花が集まって咲いているように見えますが、 前の写真のように後に茎の葉の所からも順次花を伸ばして咲きます。 ヤマホトトギスの各所の説明を見ると、散房花序をつけると書かれていますが、 この株の先の方はこのように花序らしい形になりますが、茎の下の方で咲く時には、 他のホトトギスに似た感じに葉の根本あたりから少し伸ばしたところで花を咲かせています。 また、ヤマホトトギスには花糸に紫色の斑点があるとされている点も、 この株のように斑点がないヤマホトトギスはめずらしくないです。 花が咲き始めの頃、水平近くに花弁を開いている時もありますので(翌日に花弁が反っている)、 花が1,2輪の小さな株の場合、葉の近くに花をつけていて、水平に花弁を開き、 花糸に斑点が無いものがあっても、ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)だという判断はできません (多くの場合ヤマホトトギスは1,2輪でも茎の先に枝分かれした花序をつけていると思いますが)。 よく言われるヤマホトトギスとヤマジノホトトギスの違いの見分けるのは、 色々な株を見た経験で、いかにもヤマジノホトトギスらしいとかヤマホトトギスらしいという感覚がないと 色々と書かれているようなポイントが合致している株を見分けるのは難しいように思います。 分類にこだわる方でなければ、見分けるポイントなどには固執せずにご覧になればよいのではないでしょうか (間違っているより、ケースによっては自分には判断できないということが判っている方が良いですよね)。 |
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