このページは、振動ユニットBassShakerをご利用いただく上で、少し応用的な内容やご利用法の工夫に対するヒントとなるようなタームについてご案内いたします。 基本的な接続方法やご注意などは、「基本的なご利用方法」のページにご紹介していますので併せてご覧ください。
BassShakerは外周にコイルがあり、内部の磁石兼ウェイトが強力な樹脂ダンパーで取り付けられています。 利用方法はスピーカーと同様ですが、このダンパー部はかなりバネの特性に特徴があります。
振動ユニットが取り付けた座席などを振動させるだけの力を発生するためには、質量のあるウェイト(+取り付けた椅子+人)を動かすと同時に制動する必要があります。 そのため、ダンパーのバネの共振周波数のピーク、立ち上がり、制動までの振動が顕著に振動出力に現れます。
スピーカーとは異なり、振動の開始と静止時は、音のように急峻にピークレベルに達するわけではありません。
強力な制動になっているため、信号が入力された時の振動の立ち上がりは遅くなります。 振動のタイミングがシビアな目的でご利用の場合には、立ち上がりが遅いことに留意する必要があります。
共振周波数で動作する場合の特性は、ピーク入力の場合、立ち上がりからピークレベルになるまでに100ms程度かかります。
短い時間の信号の変化の場合、ピーク出力にいたる前に制動サイクルになるため弱い振動で追従し、大きな振動になりません。 ピーク出力の強さを出すためには、パルス的な短い信号ではなく、ある程度連続した信号を入力する必要があります。
同時に、信号が停止して完全に静止するまでにダンパーの共振振動が短い時間現れます。 この立ち上がりと静止のダンパーの性質を踏まえて信号を作るとピーク出力を引き出しながら適したタイミングの振動を発生することができます。
BassShakerは、ダンパーの性質で述べたように共振周波数の特徴が出やすい性質があります。 共振周波数(41〜42Hz)の信号を加えた時に顕著に振動出力が高くなり、周波数が異なる時には、かなり下がります。
同時に、共振周波数を加えている時には、ダンパーの共振が完全静止するにも、最も長い時間(ピーク振幅の場合100ms程度)がかかります。
入力する信号の周波数による影響は、入力レベル(音量)による影響よりも大きい可能性があります。 信号を作成する場合、あるいは、加工する場合には、共振周波数に合わせることで強力な振動にすることができます。
ハイパワー振動ユニット Bass Shaker ACT-50-4
振動ユニットご利用案内 基本的なご利用方法
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応用とご利用上のヒント
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振動ユニットをご利用いただく場合の接続やアンプなど基本的な内容と応用的なご利用案内になっています。 他にいただいたご質問の代表的なものを「FAQ / よくあるご質問と回答」のページに掲載しています。 お客様にご利用いただく場合にご案内しているような内容をまとめましたのでご利用ください。
「ご注意いただきたい点」のページは振動ユニット特有の内容がありますのでオーディオ機器の知識のある方もご覧いただければと存じます。
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