ディジタル信号処理とＤＳＰ

ＣＱ出版社のTech Iシリーズの一冊です。２部構成になっており、第１部は、パソコンによるシミュレーションで、信号処理プログラミングを、第２部は、テキサス・インスツルメンツ社のDSPスタータキットを使って、実際にDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)を動作させてプログラミングするという内容になっています。

現在は、パソコンが高速化し、マルチメディア機能の一環として音声の入出力機能なども標準装備したパソコンがあたりまえになりました。そのため、プログラミングの学習の目的では、パソコン用の高機能なＣコンパイラの統合環境などを利用してパソコンで学習するのは、実際のDSPボードや、エミュレータなどを使って学習するよりも、便利で効率的かも知れません。

<目次>
第1部 パソコンによるシミュレーション
第1章 信号処理シミュレーションの準備と標本化定理
第2章 ディジタルフィルタの基礎 ―― 移動平均
第3章 積分回路とIIRフィルタ
第4章 ディジタルフィルタの伝達関数とインパルス応答
第5章 適応フィルタと適応線スペクトル強調器
第6章 離散的フーリエ変換とFFT
第2部 DSPプログラミング
第7章 固定小数点DSP TMS320C5xとスタータキットの概要
第8章 TMS320C5xプログラミングの基礎
第9章 DSPスタータキットによるディジタルフィルタの実現
第10章 DSKスタータキットによる信号発生とその応用
第11章 浮動小数点DSP TMS320C3xとスタータキットの概要
第12章 DSK3xスタータキットによる信号発生とその応用
第13章 C言語によるDSK3xのためのディジタル信号処理プログラミング
第14章 PCと協調して動作するディジタル信号処理プログラム

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