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楽譜浄書ソフトの定番「Finale」の最新バージョンを独習できるマニュアル(全2巻)。
「Finale」は、まだ、DTPが生まれて間もないころ、写譜、譜面タイプ用のソフトのとして登場した、譜面を美しく印刷するための老舗ソフトウェアです。 当時は、マッキントッシュで「Finale」とレーザープリンター出力で印刷すると、印刷物のように、オリジナルの譜面を作成でき、他のソフトウェアは、MIDI演奏することとの折衷を模索していたため、リアルタイム演奏したものをいかに譜面化するか、細かい中レーションなどと、譜面上の音符とのギャップをどうするかなどに苦労の跡が見られましたが、そのような中、「Finale」は、商業出版されている譜面と同等の印刷物を作ることを主目的とした比較的めずらしいソフトウェアでした。 今は、MIDIシーケンサーソフトウェアは、かなりの譜面記述能力がありますが、当時は、「Finale」のように、注記やスラー、クレシェンド、デクレッシェンドなどを自由な位置に簡単に描けるソフトウェアはありませんでした。 まだ、レーザープリンタも、非常に高価な時代で、DTMはおろかDTPも一般には根付いてはいなかったころです。
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