【Vol.11】2003年5月号 |
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「ARIアメニティ&サウンド マンスリー」は、 毎月 第4金曜日にお届けしています。 みなさまにお楽しみいただけますよう努力する所存ですので、 今後とも末永くお付き合いいただけますようお願い申し上げます。
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技術・開発コラム ■ ハードの性能とソフトウェアスペック |
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ソフトウェアの企画や開発では、 ターゲットユーザーのCPUパフォーマンス、 ディスプレイ能力、 周辺機器などのハードウェア資源を想定して ソフトウェアの仕様や機能が設計されます。 そのため、ハードウェアの想定水準が変化した時、 パラダイムシフトのようにソフトウェアの機能が 変化する場合があります。 |
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性能向上とソフトウェアの仕様変化 |
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現在は、1日かかる計算も、
20倍なら72分で計算が終了します。
1分かかる計算ならば3秒で終了できますから、
それまで処理時間の理由で抑えられている機能が
実装されるようになります。
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現に、パソコンは、 以前は現実的ではないとされていたフルグラフィックで ベクターフォントをレンダリングして動作しています。 このような処理時間の変化は、 操作仕様を決定する場合にも影響を与えます。 処理時間のかかる機能は、メニューなどで実行し、 気軽に操作しないように作られていますが、 短時間になれば、 ボタンなどで簡単に操作できるように変化します。 |
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夏モデル登場で... |
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パソコンの夏モデルが今月から続々登場していますが、 どうやら、ノートPCは、 Pentium Mとデスクトップ用CPUを搭載するマシンのために カテゴリ変動が起こりそうです。 デスクトップでは、 FSBが800MHzのPentium 4 の投入と、 チップセットがRAID0(ゼロ) をサポートしたハイエンドマシンによって 計算機として魅力のあるタイプが復活するかもしれません。
これから登場する新Pentium4はHT
(ハイパースレッディング)
対応になりますから、
コードを最適化する場合にも
HTを意識したアプリケーション比重が、
より多くなりそうです。
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ノートPCも含めて、 液晶ディスプレイでは、高解像、ワイドタイプなど、 従来のXGA(1024×768) 以上の解像度の液晶を搭載する比重が増加しています。 そのため、 ここでノートPCなどの平均的なユーザーの ディスプレイ解像度もアップしそうです。 |
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先に述べましたように、 ハードウェアの趨勢が変化すると、 ソフトウェアの基準モデルが変更されて、 新しい機能などの可能性が生まれます。 しかし、 現在利用しているOSやアプリケーションに 望まない重い処理が加えられて便利になったのか 疑問に感じるバージョンアップに出会う可能性も 否定できませんが.... |
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それでは、 次回もよろしくお付き合いください。 (^^)
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音と音響の四方山 ■ パソコンのサウンド軽視は変化? |
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昨年の9月に、テキスト版の 「アメニティ&サウンド」 Vol.15で、 japan.internet.comに掲載されたアンケートの 「パソコンの音環境、あまり重視されていない?」 に関連して パソコンのサウンド機能について書きました。
▼「パソコンの音環境、あまり重視されていない?」
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パソコンのサウンド機能は... |
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昨年の夏は、 パソコン販売が不振で AV系のパソコンも軒並み低迷していたため なおさらこのアンケートのように パソコン関連に否定的な考えが強かったともいえます。 今年のパソコンの春夏モデルでは、
DVD書込みドライブ
(DVD-R/RW、DVD+R/RW、DVD-RAM)
やCD/DVDコンボドライブ搭載で、
光沢仕上げの高解像度液晶ディスプレイを搭載した
AV型パソコンがホームユース向けのパソコン
ラインナップに目立つようです。
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液晶テレビとHDD/DVDレコーダを購入するか、 AV系パソコンを購入するかというような、 AV家電とパソコンの境界線が ついに僅差になったカテゴリが 人気モデルになっているようです。
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流行の光沢ディスプレイは 室内の照明などが 反射して写り込みます。 反射が抑えられているタイプもありますが、 本質的には、反射するから光沢があるので、 反射を抑えるといっても、 写り込みに留意して設置する必要があり、 従来のノングレアディスプレイなどに比較すると 見にくい場合があります (インプレスのコラム記事で 「ピカピカ液晶」と書かれていました)。 それでも、 光沢系のディスプレイにしないと売れない といわれているそうですから、 AVソフトなどが綺麗に見える AV機器としての機能が重視されているのだと思います。 |
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TVの音質、スピーカ |
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先にあげたようなAV系オールインワンで、
コンピュータとしても使えるTVパソコンというのが
主流であれば、内蔵スピーカや、
ラインアウトの音質なども
軽視されているとは限らなくなってきているのでは
ないでしょうか。
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メーカー側も、液晶面をスピーカにしたり、 タイムドメインスピーカの搭載など 音質面での性能や特徴も、 昨年のより重視したスペックのパソコンが増加しています。 今年の夏モデルは、HDDレコーダー機能やDVDなど、 昨年に比較すると 魅力的な要素を持っているように見えますが、 出荷台数挽回となるでしょうか。 先のアンケートは昨年のものですが、 今年も同様のアンケートをすると 異なる傾向の結果にはなりそうです。 |
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それでは次回もよろしくお付き合いください。 (^^)
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■□ 編集後記 □■ |
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今回は、 1回分の内容を絞ってコンパクトに収まるようにしてみました。 サイズとの調整まで考慮すると なかなか話題の選択と内容の幅が難しい所です。 ホームページでは、 画像まで含めたロードサイズ程度で、 それほどページの長さに留意していないのですが、 メールなので、 サイズも適度なサイズというものにすべきだ と考えてはいるのですが、 適度なサイズというのは判断が難しいですね。 プロのライターの方なら、 文章量の調節や内容もキッチリとできるのでしょうが、 素人の悲しさで、毎月チャレンジの状態です。 読者の皆様のご支援のお陰で、 来月で創刊から1年になります。 1年間たってもあまり進歩がありませんが、 今後も、 末永くご支援いただけるように努力してまいります。 それでは、 次回、2003年6月号もよろしくお願いいたします。
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■□ 配信と配信中止 □■ |
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